オンラインイベント「世界の教育を知ってみよう!~子どもの幸福度の高いフィンランド・オランダ等からのヒント~」が2 月 23 日、「喫茶部ガレージ」(西宮市馬場町)から中継される。主催は兵庫県のまちづくりボランティア「第10期阪神南地域ビジョン委員会」。
同委員会は、現役引退後のシニア世代から子育て世代、大学生まで多世代のメンバーが在籍。阪神南地域(芦屋・尼崎・西宮)のビジョン実現に向けてグループごとに活動を行っている。同イベントは「グローカル・ダイバーシティグループ」と「ゆとろぎグループ」が共催。
今回の企画について、同委員会の佐原由紀子さんは「子どもの幸福度の高いフィンランドやオランダなどから世界の教育を知り、教育の『当たり前』や『多様性』を考えるきっかけを作り、阪神南地域の教育で取り入れるためのヒントを得るためにイベントを企画した」と話す。
当日は、フィンランド在住で「たなか家教育研究所」を主宰する田中潤子さん、国際バカロレアの教育プログラムを履修する日本初の公立中高一貫校「広島県立広島叡智学園中学校」教諭・南迫勝彦さんをゲストスピーカーに迎える。尼崎の民間学童「児童ホームつくし」の北林和樹さんが、オランダのイエナプラン教育も紹介する。
同委員会の土居由紀子さんは、講師であるフィンランド在住の田中さんとのメッセージのやり取りの中で、「多様性を認めるフィンランド教育はすてきですね」と送ったところ、「多様性があることが前提のフィンランド」と返信があり、「ハッとした」と振り返る。
「みんな違うのが前提のフィンランド。このちょっとした気付きだけでも、世の中の見え方や関わり方は変わる。さまざまな考え方に触れることで、何か自分から変えていけるヒントになれば。ぜひ多くの人に聞いてほしい」と土居さんは参加を呼び掛ける。
開催時間は15時~17時。参加無料。要事前申し込み。申し込みは22日まで受け付ける。