食べる 暮らす・働く

西宮・不登校の子どもたちがオリジナルカレー 居場所の継続資金の一助に

西宮市役所前・六湛寺公園でのマルシェでオリジナルカレーを初出店したメンバーら

西宮市役所前・六湛寺公園でのマルシェでオリジナルカレーを初出店したメンバーら

  • 174

  •  

 子どもたちの居場所「フリースペースIROHA」(西宮市西田町)のメンバーらが7月29日、オリジナルカレー「IROHA CURRY」を六湛寺公園(六湛寺町)でのノーラマルシェで初出店した。

[広告]

 認定NPO法人「みやっこサポート」の活動の一環で、不登校の子どもたちへの支援として、2019年に開所した同施設。「それぞれの楽しみを見つけ、生きる元気を取り戻す」ことを目標に活動を継続してきた。

 しかし、本年度は助成金が受けられず活動継続が危ぶまれる状態に。資金確保に奔走するスタッフらの声を聞いた子どもたちが「今度は自分も役に立ちたい」と、子ども会議で多くのアイデアを提案したという。

 代表の中島恵美さんは「運営資金がなく活動存続のピンチで、この居場所がなくなるかもしれないことを、参加してくれている子どもたちにありのままに話した。すると、この場所がなくなるのは困ると言ってくれ、自分たちにできることがないか真剣に考えてくれた」と振り返る。

 そこで、子どもたちから出た「何か商品を売る」という提案をきっかけに、IROHA ブランドを立ち上げ、IROHA 食堂「IROHA CURRY 」販売へと、子ども達と大人達が話し合いながら決めた。

 キーマカレー、チキン&豆のカレーの合いがけで1食800円。8月から、毎月第1金曜に50食限定で販売する。同NPOの事務所「SUN-TA」(西宮市西田町)で提供予定。西宮市役所と議員会館のみ配達も行う。

 7月31日には子どもたちが西宮市役所を訪問し、石井登志郎市長に自分たちの居場所の大切さを伝えた。参加した小学生は「家に居る時は本当にしんどかった。今はIROHA が楽しく、大切な僕たちの居場所」と訴えた。

 「かつて不登校で自信をなくし引きこもっていた子どもたちが、人の話を真剣に聞き、自分なりに考え、人前で意見を出し、問題の解決に向かって行動する。見違えるような成長に驚きとうれしさでいっぱい」と中島さん。

 活動資金確保のためのクラウドファンディングも9月26日まで実施中。「不登校の子どもたちが考えたアイデアをソーシャルビジネスとして確立し、活動を継続したいと考えている。子どもたちの心と未来を守るため、支援いただけたら」と協力を呼びかける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース