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村下孝蔵17回忌、長女らカバー曲「ヘビロテ」に 西宮のFM局

広島のアパートで一緒にギターを演奏する村下孝蔵さんと長女の露菜さん

広島のアパートで一緒にギターを演奏する村下孝蔵さんと長女の露菜さん

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 西宮のコミュニティーFM局「さくらFM」で現在、「初恋」などのヒット曲で知られる歌手、故・村下孝蔵さんのカバー曲「踊り子」が、6月度の「Sakura Super Song(ヘビーローテーション)」に選ばれている。

さくらFMの番組に出演した露菜さん(右奥)とゆうこさん(同手前)

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 カバー曲を制作したのは、芦屋市在住・村下さんの元妻でアコーディオン奏者のゆうこさんと、長女でシンガー・ソングライターの露菜さん。今回、同局が選んだ「踊り子」は、昨年12月に発売したカバーアルバム「冬物語」に収録されている楽曲の一つで、今月24日に迎える村下さんの17回忌に合わせ、「ヘビロテ」が始まった。

 アルバム制作のきっかけとなったのは、昨年、広島市を襲った土砂災害。1980(昭和56)年から約3年間、親子3人で暮らしたアパートのあった八木地区が被害を受けたことから、1982(昭和57)年に初ヒットとなった「ゆうこ」や翌年の「初恋」など、村下さんが当時、作った思い出の曲も「一緒に流されたような、いたたまれない気持ちになった」とゆうこさん・露菜さん。17回忌の節目を前に制作を思い立ったと振り返る。

 CDは2枚組で、1枚目は露菜さんの弾き語り7曲。2枚目は、ゆうこさんのアコーディオンと露菜さんのギターが奏でるインストゥルメンタルを8曲収録した。収録曲は、広島時代ゆかりの作品を選んだという。

 「17回忌の節目に、お世話になっている西宮の局でスーパーソングに選んでもらえてうれしい。父が残した歌を大切にしながら、自分らしい音を残していきたい」と露菜さん。ゆうこさんは「親子3人での初コンサートが、今回のアルバムでかなったように思う。彼の曲を大事にしながら前に進んでいきたい」と話す。

 さくらスーパーソングの放送は今月30日まで。

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