甲東公民館に隣接する甲東梅林(西宮市上甲東園2)で春の訪れを告げる梅の開花が始まった。
阪神間では数少ない梅の名所として知られる同所。赤の「八重寒紅」や紅色の「黒梅」、白の「白難波」、ピンクの「道知辺」など、色とりどりの花を咲かせる39種、約200本の梅が植えられており、徐々に満開になる様子が楽しめる。今年は早咲きの品種「冬至」が2月上旬に咲き始めるなど、3月中旬まで異なる品種の梅を鑑賞することができる。
京都から訪れた木枝順子さんは「園内に入った瞬間、甘い香りが漂っている。甲東梅林は京都でも有名で、地元の人はぜひ来るべきでは」と呼び掛ける。
開園時間は午前9時~日没まで。
隣接する甲東公民館では梅の開花の時期に合わせて3月9日まで、公民館グループの活動内容を発表する文化祭を開く。「梅開きコンサート」や「和紙ちぎり絵作品展」、「太極拳発表」など期間中、約30のプログラムを行う。