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西宮・六湛寺公園で「ノーラマルシェ」 子ども八百屋やライブペイントも

「にしのみやノーラマルシェ」実行委員会、出店者らが笑顔で集合写真

「にしのみやノーラマルシェ」実行委員会、出店者らが笑顔で集合写真

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 「にしのみやノーラマルシェ」が5月28日、六湛寺公園(西宮市六湛寺町)で開催された。主催は「にしのみやを農(たがや)すプロジェクト実行委員会」で、開催は4回目。

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 西宮市内で「食」を通して「自分たちの暮らしや身の回りのことに目を向けて興味を持ち、少しずつ政治や街をつくることに一人一人が主体的になるような活動をしたい」と始まった同マルシェ。当日は、生産者の顔が見える野菜販売、天然酵母パンやスパイスカレーなどの飲食、フリーマーケット、自然遊びワークショップなど24ブースが出店した。

 「子ども八百屋さん」では、同会メンバーの子どもたちが野菜の種まきから収穫・販売まで経験。参加した女児は「最初は恥ずかしかったけど、だんだん慣れてきて『いらっしゃいませ』『有機野菜ですよー』と声掛けするのが楽しくなった。子どもが主役の店で全部できたのが良かった」と喜びの表情を見せた。

 ステージブースでは「若者応援BANK(=西宮市の若者を応援する取り組み)」より、「にしのみや未来アーティストプロジェクト」チームが初参加。大阪芸術大学生によるライブペイントでは甲子園球場を描いた。その他、サウンドパフォーマンス、シンガー・ソングライターと絵のコラボライブ、篠笛・クラリネットの演奏もあり、マルシェに彩りを添えた。

 同チームメンバーで武庫川女子大学生の今中麗奈さんは「さまざまなパフォーマンスの中で、お客さまがリズムを取ったり、静かに聴き行ったり、写真撮影したりと、思い思いに楽しく過ごしている姿を見て喜びを感じた」と笑顔で話す。

 実行委員会共同代表の一色風子さん「私たちの思いに賛同してくださる方々が緩やかに集まって、ノーラマルシェという場を作り上げてくれている。これからさまざまな思いや考えが重なり広がって、共感できる場になるようになれば」と期待を込める。

 生産者側の実行委員会共同代表で「たけちゃんジョイフルファーム」(山口町船坂)を営む武居勝敏さんは「市民の皆さんに実際に畑に来てもらって、農業体験を通じて野菜づくりの現状や食の大切さを知ってほしい。食料自給率の向上、食料廃棄率の改善、近い将来予想される食料不足・危機へ備える機会を提供していきたい」と思いをこめる。

 次回は7月31日8時30分~11時30分、同所で開催予定。 

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