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西宮北口でパパ向け講座 「子どもの病気とおうちケア」を学ぶ

(右から)看護師まきかなこさん、石井としろう西宮市長、「働くママの朝活会 in 西宮」佐原由紀子さんと吉野舞衣子さん

(右から)看護師まきかなこさん、石井としろう西宮市長、「働くママの朝活会 in 西宮」佐原由紀子さんと吉野舞衣子さん

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 パパのための「子どもの病気とおうちケア講座&座談会」が10月29日、西宮市男女共同参画センター ウェーブ(西宮市高松町)で開催される。西宮市と市民団体「働くママの朝活会」が市民企画講座として主催する。

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 子どもが急な体調不良を起こした際、従来は母親が子どもを見るケースが多かったが、コロナ禍でテレワークや働き方の多様化が進み、父親も対応することが増えてきた。男性育休が進む中、地域の他の父親とつながる機会が少なく、孤独を感じるケースもあるという

 同会代表の佐原由紀子さんは「西宮市でも働く家庭が増えているが、子どもの体調不良の時はママへの負担がかかりやすい。家でのケアの方法をネットで検索すると、膨大な情報から信頼できる情報を見つけるのも大変で、不安になりがち。信頼できる先生から、夫婦で一緒に学んでもらえたらと思い企画した。パパ同士がつながる場にもなれば」と話す。

 2部構成の同企画。前半の座談会では、1児の父親である石井としろう西宮市長のエピソードも交え、「急な子どもの体調不良にどう対応しているか」をテーマに、参加者らで交流する時間を設ける。後半のミニ講座では「子どもの病気とおうちケア」について学ぶ。

 講師を務める看護師のまきかなこさんは、子どもが2歳の時、訪問看護師に復帰したが、急な子どもの体調不良で現場を何度も欠勤。働き方を大幅に変えたという経験を持つ。「『母親だから』という理由で仕事を休み、不眠不休で病気の子どもを見る社会の在り方に疑問を感じ、『パパも病気の子どもを見ること』が当たり前の社会になるよう、全国普及活動をしている」という。

 同会担当者の吉野舞衣子さんは「パパも一緒に夫婦で協力して看病するコツが分かる講座。子どもの体調不良時の世話を、夫婦で助け合うきっかけにしてほしい。行政にも子育て世代のリアルな声を届けたい。パパもママもぜひ参加していただけたら」と呼びかける。

 開催時間は14時~15時30分。参加無料。託児あり(要事前申し込み)。
 西宮市男女共同参画センター ウェーブへTEL:0798-64-9495 受付時間:9時~17時15分(月~土)、または西宮市スマート申請より申し込む。

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