畠山織恵さんの『ピンヒールで車椅子を押す』出版記念講演会「~母であり、女性であり、私である~」が12月1日、JR西宮駅の西宮フレンテホールで開かれる。一般社団法人「Candy親子カレッジ」が7周年を記念して主催する。
畠山さんは、生まれつき重度の脳性まひという障がいを抱えた息子を育てる母親。長男の亮夏さんは一人旅にチャレンジしたり、一緒に会社を立ち上げたりと、自分自身の「できない」を「価値」に変え、「生きる教科書」として仕事にしている。その経緯や思い、苦悩、信念などを講話する予定。
同法人は体操、草花遊びを軸として、西宮市内を中心に子育て支援事業を行う。代表の大森早苗さんは、2003(平成15)年に子育てサークルを立ち上げたことをきっかけに活動範囲を徐々に広げ、2016(平成28)年に同法人を設立した。
子どもが生き生きと個性を発揮し、楽しみながら、笑いながら生きる力を高め、五感を働かせ、心を育むプログラムを提供。子育てに悩む母親らのサポートも行う。発達支援施設で出張体操指導やチャリティー子育て支援イベントにも取り組んでいる。
今回の講演について、大森さんは「障がいのある方に関わる方、子育て中の方、未来に希望が持てない方、自分に自信がない方、一歩踏み出す勇気を欲しい方などに聴いていただき、新たな価値観を築いてもらえたら。ぜひ、聴きに来てほしい」と呼びかける。
開催時間は19時~20時30分。参加費は2,500円(高校生以下無料)。ホールの一角に託児スペースも設ける。オンライン参加(動画視聴)も可能。要事前申し込み。専用フォームで申し込む。