「ミニにしのみやシティ」と題したイベントが11月5日、西宮北口の兵庫県立芸術文化センター前にある高松公園(西宮市高松町)で開催された。西宮青年会議所のまちづくり委員会が、「にしのみや若者応援BANK」と共催した。
「芸文前の高松公園に、西宮の魅力をたっぷり詰めこみたい。若い人がまちづくりに関わるハードルを下げたい」という思いを込めて、同委員長の多田裕さんが中心となってスタートした同企画。大学生らと共に、6月から約半年かけて準備を進めてきた。
オープニングでは今津フレンドリーキッズの小学生によるブラス演奏があり、閉会前には西宮市キャラクター「みやたん」も登場。多くの人でにぎわった。
ブースでは、大関の日本酒試飲、ゆげ焙煎(ばいせん)所のコーヒー、甲子園ヒーロー揚げなど、西宮にゆかりのある店が多数出店。11月にオープンしたばかりの西宮産クラフトビール醸造所「Heal Soul Brewery」や淡路島バーガーのキッチンカーも出店した。
西宮阪急、JIB、伊藤園などの企業もワークショップを開催。西宮市政策推進課による西宮の年表紹介、兵庫防犯隊による青色パトカー展示、「にしのみやガチャガチャ」「にしスタグラム(おすすめスポットを写真で紹介するコーナー)」など、地域に密着したブースもあった。
「西宮検定」コーナーでは、西宮のことを学ぶことができるクイズを実施。参加者らは西宮市に関する紹介パネルでヒントを得ながら、スマホで回答した。西宮のまちづくり団体やイベントのチラシも置いた。
参加者からは「高松公園で西宮市のまちづくりをテーマにしたイベントがあるのは珍しい。西宮検定は楽しく市のことを学べて良かった」「ゆっくり楽しめた」などの声が聞かれた。