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西宮・鳴尾で「まちのがっこう」開講 100の授業をサブスクで提供

「まちのがっこう」開校式でスピーチする田村幸大校長と参加者ら

「まちのがっこう」開校式でスピーチする田村幸大校長と参加者ら

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 「まちのがっこう(Machigaku)」の開講イベントが4月8日、NPO法人「なごみ」(西宮市東鳴尾町)で開催された。会場で50人、オンラインで34人が参加した。

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 「1歳でも90歳でも同級生。住民みんなで地域のことを学ぶ学校」がコンセプト。年齢に関係なく、全国どこからでも入学・受講できる。サブスク形式で、約100の授業が定額で何度でも学べる仕組み。

 「地域づくり・まちづくり」を軸に、本年度は、お酒・コーヒー・絵本・企画書・ワークショップ・動画・福祉・ふるさと・お金・多文化・語り、の12テーマで開講する。西宮で活躍する有識者や大学生らをはじめ、約40人が講師を務める。

 校長は同NPO事務局長の田村幸大さん。学校現場を変えたいという思いで、学生時代に子どもや学生らと共に京都の廃校を活用し学校外での学び場を作った経験から、「学校の外での学びを充実させることは、学校・地域社会を変えることにつながる」と確信。社会教育の重要性を感じ、「こんな学校が作りたい」と企画を温めてきた。今年で10周年を迎える同NPOの節目に開講する。

 会場参加した女性は「自分の住む地域とつながる活動をしていきたいと思って参加した。大学生から年配の方まで、多様な世代の方がつながれる素晴らしい企画。開校式で話を聞いてワクワクしている」と話していた。

 「地域づくり・まちづくりはチーム戦。みんなが主体的に学びながら、関心のあるテーマでつながり、活動分野を少しずつ超えて(はみ出して)いくことが重要。そうすることで、自分たちが暮らす地域・まち・人の魅力に気づく場所になってくれたら」と田村さんは思いを込める。

 「個人だけでなく、スポンサー制度として、関心を持ってくれたさまざまな団体・企業・グループが応援してくれている。年代や立場、活動地域を超えて、主体的に学び合える仕掛けをいろいろ取り入れているので、ぜひ一緒に参加してほしい」と呼びかける。

 「年間学びたい放題プラン」は、社会人=1万2,000円、大学生・高校生=6,000円、中学生以下=3,000円。単発受講や1カ月の「お試し受講」も可能。

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