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西宮の総菜メーカー「ウチノ」が新ブランド「日本のおそうざい」 CFで販売開始

常温で長期保存可能なおかず「ウチパク(Uchipac)」の新ブランド「日本のおそうざい」

常温で長期保存可能なおかず「ウチパク(Uchipac)」の新ブランド「日本のおそうざい」

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 ウチノ(西宮市浜町)が8月3日、常温で長期保存できるおかず「ウチパク(Uchipac)」の新ブランド「日本のおそうざい」の販売をクラウドファンディングで始め、初日で100万円を達成した。

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 ウチパクは常温で1年7カ月保存可能な総菜で、サラダチキン、サバの煮付け、肉じゃが、煮込みハンバーグ(豆腐入り)など多くの種類をそろえる。全て手作業で調理したおかずを真空パックし、高温加圧殺菌することで、食品添加物不使用でも常温で物流・保管ができる。遠方の家族への仕送りや贈答品、災害時の非常食としても利用されることが多いという。

 既存シリーズの販売開始から5年がたち、国産素材にこだわって新ブランド「日本のおそうざい」として刷新。食材だけでなく、粗糖、粗塩、米酢、しょうゆ、八丁みそなどの調味料も国産にこだわる。

 同社は1975(昭和50)年、先代が創業。当時はコンビニやスーパーの総菜がまだ浸透していない中、「まちの総菜屋」として発展。2016(平成28)年に社長就任した内野年記さんは「朝早くから総菜を作り、夕方に売れ残ったら廃棄するという日々。どうしてもフードロスが出てしまうのが心苦しく、無添加・おいしさはそのままに、少しでも賞味期限を延ばせないかと日々思案していた」という。

 そこで思いついたのが「常温保存真空パック」の総菜事業モデル。ものづくり補助金を活用し、2年かけて商品を開発。従来の対面販売からアマゾンなどでの販売チャネルに転換し、現在では約9割が通販だという。

 「国産にこだわった食材を、昔ながらの伝統製法で作った調味料を使い、当社が45年培った食材のおいしさを引き出す伝統製法と次世代の殺菌製法により『日本のおそうざい』が生まれた。日本の心や食の素晴らしさを、日本の皆様や世界に発信していきたい」と内野さんは笑顔で話す。

 クラウドファンディングは9月20日まで。

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