西宮に活動拠点を置く女子バレーボールチーム「JTマーヴェラス」のメンバーや監督約20人が2月17日、西宮市役所を表敬訪問し、河野昌弘西宮市長に戦況などを報告した。
同チームは1956(昭和31)年、バレーボール同好会として大阪府茨木市で誕生。1996年に練習拠点を西宮市内に移し、2001年からは市内の小学生対象にバレーボールの指導をするなど、西宮市のスポーツ推進に寄与している。
同チームは、2010年から2011年にかけて開催された社会人バレーボール・Vリーグの1部リーグが参加する「2010/11V・プレミアリーグ」で創部以来初優勝。社会人および大学・高校の上位チームが参加する「黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」でも2011年・2012年、2年連続で優勝を果たした。2年前には、選手2人がロンドンオリンピックに出場するなど、実力を伸ばしている。
懇談では、同社神戸支店長の町田浩さんが、同チームが同市に練習拠点を置いてからの18年間を振り返った。「2年後のリオデジャネイロオリンピック、6年後の東京オリンピックに、西宮市から1人でも多く選手を輩出できるよう、市民に再び多くの感動を与えられるよう頑張りたい」と意欲を伝えた。
主将の上屋敷(かみやしき)綾さんは「現在、V・プレミアリーグで連敗しているが、一人一人の力を束ねて、チーム力での優勝を目指して頑張る。今週末の試合も諦めずに頑張っていきたい」と抱負を述べた。
表敬を受けた河野市長は「18年間、西宮市での活躍を感謝申し上げる。優勝に向けての力強い決意をうれしく思う。『V・プレミアリーグ』をはじめ、これからの国内大会での健闘が、2年後のリオデジャネイロのオリンピックに、さらには、6年後の東京オリンピックにつながると思う。西宮から選手が輩出され、優勝報告会、パレードを夢見て頑張っていただきたい」と激励した。
懇談後記念品の贈呈があり、上屋敷主将から河野市長にサインボールが手渡された。