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甲子園外野エリアに「ストライク軒」 元応援団員の店主「とても光栄」

店主の芦田雅俊さんは宇和島東高校在学中に応援団員を務めた

店主の芦田雅俊さんは宇和島東高校在学中に応援団員を務めた

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 大阪のラーメン激戦区・天神橋エリアに本店を構えるラーメン店「ストライク軒」(大阪市北区)が4月5日、阪神甲子園球場(西宮市甲子園町)レフトスタンド下にある「甲子園歴史館」の入り口跡と球場内1階の2カ所に新店をオープンした。

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 「歴史的建造物の一角に出店できることはとても光栄」と話す店主の芦田雅俊さんは、宇和島東高校(愛媛県宇和島市)在学中に応援団員を務め、1993(平成5)年から春夏合わせて4回連続で甲子園へ出場していた硬式野球部をアルプススタンドから支えた。一番の思い出は、第66回選抜高校野球大会の準々決勝前に、1試合前の勝者で反対側のアルプススタンドにいた「PL学園とエール交換をしたこと」。今でも母校が出場するときは応援に駆け付ける芦田さんにとって、高校野球の聖地は童心に戻れる青春の場だ。

 店名には「ホームランは打てないけど、ストライクなら取れるんじゃないかな」と言う芦田さんの遊び心が込められている。

 「ラーメンは、親父と食べたり、仲間と食べたり、誰と食べるかによって味が変わるし、いろいろなシーンが思い出せる食べ物。2年後には甲子園球場が100周年を迎えるので、お客さんの節目の記憶に残るラーメンを提供したい」と話す。仲間と一緒に敗戦をかみしめたり、勝利の余韻に浸ったり、さまざまなシーンで食べてほしいとも。

 甲子園歴史館の入り口跡の店は、阪神タイガースや高校野球の試合開催日に限らず、シーズンオフでも利用できる。「スタイリッシュな内装」(芦田さん)に仕上げ、ビジターファンや女性、野球に関心がない人でも、気軽にラーメンや中華そばなどを楽しむことができるようにした。

 阪神電鉄は3月14日、今シーズンから阪神甲子園球場外野エリアのグルメを大幅にリニューアルすると発表。全国的にファンが多い「ストライク軒」の兵庫県初出店も含まれていた。

営業時間は11時~15時(5月6日以降は21時30分までを予定)。月曜定休(試合開催日を除く)。駐車場なし。

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