見る・遊ぶ 学ぶ・知る

「甲子園歴史館」がリニューアル 岩田稔さん「子どもの頃に戻ったようで楽しい」

内覧会では、ゲストとして球団OBの藤川球児さんと岩田稔さん

内覧会では、ゲストとして球団OBの藤川球児さんと岩田稔さん

  • 3

  •  

 阪神電鉄は3月3日、「甲子園歴史館」(西宮市甲子園町)をリニューアルオープンし、併せてシミュレーション野球施設「BE-STADIUM KOSHIEN」を新規オープンした。

[広告]

 同施設は阪神甲子園球場とデッキで接続する商業施設「甲子園プラス」内に設けられ、阪神タイガースや高校野球などを紹介・体験することで「野球の魅力」を発信する。3月1日に行われた内覧会では、ゲストとして球団OBの藤川球児さんと岩田稔さんが登場した。

 甲子園歴史館の阪神タイガースゾーンでは、優勝ペナントの展示や貴重な映像資料の上映を行うほか、選手が実際に使った野球道具に触れることもできる。阪神の名選手を紹介する「ヒーロー列伝」には、リニューアルに伴い小林繁さん、赤星憲広さん、矢野燿大さん、鳥谷敬さん、藤川さんが追加された。展示品を見た藤川さんは「現役生活を終えて(コーナーに)名前を並べられる存在になれたのだと実感した。選手たちにも『今じゃないんだぞ。あと10年、20年したときに評価してもらえるから必死で頑張りなさい』と伝えたい」とエールを送った。

 「BE-STADIUM KOSHIEN」では、従来のバッティングセンターと違い、打球や投げた球が大型スクリーンにCGで再現された阪神甲子園球場に反映される。小学生以上であれば性別に関係なく誰でも「聖地」の打席に立った感覚を味わえる。実際にバッティングを体験した岩田さんは「詰まるような当たりばかりだったので、ちゃんと練習したい。子どもの頃に戻ったような感じで楽しく打てた」と頬を緩めた。

 藤川さんは最後に「高校野球、少年野球を含め競技人口が減ってきている。子どもたちに今までの野球を見せたいというよりも、これから野球をどう残そうかと考え、そのために造られた施設」と、2010(平成22)年に開館した甲子園歴史館がリニューアルオープンする意義を説明した。

 営業時間は10時~18時。月曜休館(試合開催日、祝日を除く)。駐車場なし。甲子園歴史館の入館料は、一般=900円、高校生=700円、子ども=500円。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース