ヴィーガン食を食べて環境学習できるイベント「ヴィーガンフェス」が3月26日、西宮市の六湛寺公園(西宮市六湛寺町)で開催される。一般社団法人「日本ヴィーガン協会」(西宮市西波止町)が主催する。
西宮市では初開催となる同イベント。「全国でさまざまな団体が開催するビーガンフェスを、『環境学習都市西宮市で開催したい』という思いから始まった。世界中で脱炭素効果のあるビーガン食を選択する人が増えている。勉強よりもおいしい食事の方に人が集まる傾向があり、食から環境学習につなげたい思いが実現した」と同協会代表の三宅久美子さん。
飲食ブースでは、ビーガンのクリームパンやハンバーガーをはじめ、弁当、スープ、スイーツなど、20店舗が出店予定。キッチンカー2台も登場する。「マイ箸マイ食器」を推奨。
環境学習ブースでは、海洋プラスチックゴミのワークショップ、環境パネル展などを無料で展開。環境に配慮した布ナプキン、コンポストなども販売する。譲りたいものを持参し、欲しいものがあれば交換する、物々交換会「ぐるり」も常時開設。
午後は講演と座談会も開催。基調講演「What is Vegan ?」(講師=同協会理事の竹谷優子さん)、座談会「環境大臣賞受賞ヴィーガンカフェ&オランウータンの危機」、特別講演「昆虫が教える地球温暖化」(講師=昆虫研究者の主原憲司さん)、おはなしきゃんどる「絶滅した動物たち」(ストーリーテラーの 田中 千代野さん)。いずれも参加無料。
三宅さんは「誰でも気軽に参加できる、食事を楽しんで遊んで学べるイベント。たくさんのメニューから食べたいものを選んで芝生でゆっくり食事をしながら話を聞いたり、ワークショップに参加したりしてスタンプを集めてビーガンの非常食Vエイドパンをもらったり(限定100人)、弁当を買って帰ったりするだけでも良し、ゆっくり過ごしても良し。食べるだけでも環境保全に貢献できる。ぜひ参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。