西宮のテークアウト専門店「音羽DELI」（西宮市北名次町、TEL 0120-558-186）が3月10日、武庫川女子大学とコラボ開発した「十人十彩 春のDELIメニュー」の販売を始める。

　「音羽鮨（ずし）」で知られる音羽グループの新業態として2020年7月にオープンした同店。販売力強化のため、2021年10月に同大との産学連携の取り組みがスタート。　

　「十人十彩」をテーマに、同大経営学部の学生10人が実践学習として、「ここでしか買えない商品」の開発に取り組んだ。昨年秋に同店や苦楽園口駅前でアンケート調査を実施し、12月の提案発表会、1月の新メニュー試作発表会を経て、学生のアイデアを取り入れた商品が生まれた。

　「夙川の花見をイメージした華やかさと、お子さまも一緒に楽しめるメニューの開発に取り組んだ」というメニューは、「夙川花桜（はなさく）むすびよせ」「夙川花桜Box Lunch(てまり)」「くまさんバーグランチ」「お寿司（すし）屋さんのフルーツ大福」、「お寿司屋さんの米粉シフォン」など11種類。

　同店の料理長は「学生10人＝皆さんのアイデアを掛け合わせることで、十人十彩の商品を完成させることができた。見た目も華やかに、春らしさあふれる商品に仕上がった」と話す。

　学生らは「見ているだけで楽しく、食べてみておいしい商品になった」「見た目が華やかなうえ、一口サイズに仕上がり食べやすかった」「私たちが構想したものをきちんと形にしてもらえ、10人分の提案をまとめた商品化ができるプロの技術に感動した」などと笑顔を見せる。

　営業時間は10時30分～19時30分。販売期間は3月10日から1カ月間。