西宮の中津浜線沿いに11月10日、フィットネスジム「ツタヤ コンディショニング」(西宮市薬師町2)がオープンした。運営はFCのMS&C(神楽町)。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ 蔦屋書店カンパニー(東京都渋谷区)が展開する新業態の2号店。1号店は2017(平成29)年にオープンした桜新町店(世田谷区)。「両エリアの市場環境が近い」(同社)ことから今回の出店を決めた。
店内はヨガスタジオとジムで構成し、店舗面積は約2490平方メートル。フィットネス機器15台をそろえる。定番のダンベルやランニングマシンはない。狙いについて、同社商品企画事業本部の松本敦さんは「『鍛える』から『整える』へのチェンジがコンセプト。本を読みながらできる機器だけ集めた」と話す。
機器の一つ「リカンベントバイク」は運動中に個人用モニターでユーチューブ動画やネットフリックス、テレビ番組などを視聴可能。こぐのをやめると画面も消えるが、「あまり負荷を掛けるとつらい。『ながら見』できるくらい軽く体を動かすことを推奨している」(松本さん)という。
500冊の本をそろえる書架もあり、会員は自由に読める。レッスン時間外のスタジオはカフェ・読書スペースとしても利用できる。
想定客層は30~50代女性。特にジム未経験の人を呼び込み、フィットネス市場を拡大したい考え。
営業時間は9時~22時。月会費は7,480円~。