西宮神社(西宮市社家町)で7月6日夜、発光ダイオード(LED)で2年ぶりに再開される「七夕天の川」の試験点灯が行われた。
試験点灯では、境内の池や竹林が優しい光に包まれ、地上天の川でLED電球約500個・全長10メートル、さらに水中天の川ではLED電球約1500個・全長約90メートルにも及び、2年ぶりに西宮神社の夏の風物詩が戻ってきた。
七夕天の川は、正月の十日えびすの半年後に当たる7月10日のあらえびす神社の祭礼日を中心に行われる「夏えびす」(夏の十日えびす)の名物行事の一つ。
昨年は新型コロナの影響で中止となり、今年は2年ぶりの開催となる七夕天の川は、7日七夕当日の夕刻から20時までと、「夏えびす」のえびす万灯篭(まんとうとう)に合わせて20日も点灯する。
今年の開催を前に、西宮神社権宮司の吉井良英さんは「天の川以外に、多くの奉納ちょうちんやえびすさまやたいをかたどったねぶたにも灯が入り、いつもと違う幻想的な境内を楽しんでいただければ」と話す。