阪神電鉄と沿線の自治体である神戸市、芦屋市、西宮市で構成する「阪神間連携ブランド発信協議会」が3月16日、「文学」をテーマにしたリーフレット「阪神KANお散歩マップ」第4弾を発行し、阪神電車各駅での配布を始めた。
今回のテーマは「文学」。阪神間地域が舞台となった文学作品に登場するスポットを紹介。大正時代から昭和初期にかけて、阪神間で発展した「阪神間モダニズム」が醸成された文化的な環境が、谷崎潤一郎や遠藤周作、村上春樹など多くの作家たちの才能を育んだと考えられ、多くの文学作品の舞台を紹介している。
同マップは、阪神間モダニズムの魅力が感じられるスポットをマップ上で紹介するとともに、観光モデルコースやグルメの立ち寄りスポットの紹介のほか、「コラムなど読み物としても楽しめる内容が特徴」だという。
同協議会では、共通するまちの魅力となる「阪神間モダニズム」というルーツを大切にしつつ、「これまで育まれてきた上質なライフスタイルの発信による地域の活性化と都市ブランドの向上」に取り組んでおり、その一環として2019年10月から6回シリーズで同マップを発行している。