海鮮居酒屋「結津庵(ゆづあん)」(西宮市今津水波町、TEL 0798-27-6064)が阪神今津駅前にオープンして3カ月がたった。
同店は、魚のエラから特殊なノズルを装着したホースを使って血抜きを行い、魚の長期熟成を可能にする技術「津本式究極の血抜き」を提唱する津本光弘さんが津本式を名乗ることを公認する飲食店。インターネットで津本式を知った店主の川上清隆さんが津本さんのいる宮崎に何度も足を運び技術を習得。熟成魚をメインに取り扱う店を5月22日にオープンした。
内装は「落ち着ける和の店」をテーマに白木の木目調に統一する。店舗面積は約47坪。席数は、テーブル席16席、個室16席、カウンター席6席。新型コロナウイルス感染防止策として席の間隔を広くし、個室も4部屋を用意する。
メニューは旬の魚を使った日替わり料理を中心に提供する。「本日のお造り盛り合わせ」(1人前900円、2人前~)、「チョウザメのだしまき」(800円)、「呉豆腐と生麩のあげだし」(600円)、「しいたけと海老のしんじょ」(500円)、「和牛の牛スジどてやき」(800円)、「茶そばサラダ」(800円)など、仕入れに応じて毎日変更する。魚は熟成魚を中心に常時約10種類を用意する。
「津本式で血抜きを行った魚を初めて食べた時は衝撃だった。新鮮な魚とはまた違う、熟成魚のうまみを知ってほしい」と川上さん。「新型コロナウイルスの影響もあり厳しい状況が続いているが、テーブルの間隔を広めに取り、個室も用意するなど対策にも万全を期しているので、ぜひ足を運んでほしい」とも。
営業時間は17時~23時。