宮城県の女川(おながわ)漁港から水揚げされたサンマ3000尾を炭焼きにして無料配布する「女川さんま収獲祭inリゾ鳴尾浜」が11月16日、鳴尾浜臨海公園(西宮市鳴尾浜)の「海の見える丘芝生広場」で行われる。
西宮市は兵庫県阪神支援チーム(宝塚市・川西市・猪名川町と結成)の一員として、女川町の復興支援に職員を長期派遣。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町が、震災直後から同町に対して復興支援活動を続けている西宮市に対して、感謝の気持ちを込めて女川漁港で水揚げされたサンマを無料で配布する同イベント。当日は、炭焼きで焼きたてのサンマ3000尾、サンマすり身汁1000杯を来場者に無料で提供する。
地域相互の交流を図るため、ステージでは女川若獅子會による伝統芸能「獅子振り」や、神戸ファイニーズキッズチアスクールによるチアダンスなどを披露。震災前と震災後の同町の風景を紹介する「写真パネル展」や子どもの魚釣りゲーム、同町観光協会による特産品「さんまそぼろ」「銀鮭そぼろ」「さんまかりんとう」などの販売も行う。
女川町で行われている「さんま収獲祭」は、「秋刀魚獲る人・食べる人」というキャッチコピーで食材への感謝と「秋刀魚のまち女川」を全国に発信。女川で生産者と消費者を有機的に結び付けようという目的で1998年にスタートし今年ですでに16回を迎えている。今回のイベントも同町に倣い、収穫祭の「穫」の文字を「獲」に変えて行う。
開催時間は10時~15時。サンマの炭焼きとすり身汁の配布は無くなり次第終了する。当日は阪神甲子園駅からリゾ鳴尾浜の間を無料シャトルバスを約40分おきに運行する。