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西宮の小学校に富山の雪地蔵-阪神・淡路大震災から20年

富山から送られた30トンの雪を使い、児童らによって作られた雪地蔵

富山から送られた30トンの雪を使い、児童らによって作られた雪地蔵

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 阪神・淡路大震災から20年を迎えた1月17日、西宮市立安井小学校(西宮市安井町)で富山県から届けられた雪で作った「雪地蔵」を並べて追悼式が行われた。

富山県から30トンの雪が運び込まれた

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 雪を届けたのは富山県のボランティア団体「ヤングネットワークとやま」。震災発生当時に同小学校を拠点とした縁から安井地区とは20年にわたる交流が続く。雪地蔵の計画が持ち上がったのは3年前。当日は、慰霊を目的に同地区で亡くなった犠牲者89人と同じ89体の地蔵を作ってもらおうと、トラック4台に合わせて30トンの雪を同県南砺市のスキー場から運び込んだ。

 同小3年生の南侑希さんは「(雪地蔵を)作るのはとても楽しかった。亡くなった方が安らかに眠られるように思いを込めた」と話す。一方、ヤングネットワークとやま代表の五十嵐光一さんは「災害について子どもたちがどこまで理解してくれるかは疑問が残るところだが、こうした機会を通じて訴え続けることが大切」と活動の継続に意欲を見せる。

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