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学びの成果、地域社会に還元を-西宮で生涯学習大学「宮水学園」開講式

「学生」は60歳以上。アミティホール(西宮市六湛寺町)で5月22日、開催された西宮市生涯学習大学「宮水学園」開講式の様子(写真提供=西宮市)

「学生」は60歳以上。アミティホール(西宮市六湛寺町)で5月22日、開催された西宮市生涯学習大学「宮水学園」開講式の様子(写真提供=西宮市)

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 西宮市民会館「アミティホール」(西宮市六湛寺町)で5月22日、生涯学習大学「宮水学園」の開講式が開かれた。主催は西宮市。

開講式で踊りを披露する「宮水民舞会」のメンバーら

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 同学園の発足は1965(昭和40)年。高齢者を対象に地域社会づくりへ取り組む力を養ってもらおうと、60歳以上の市民を対象に毎年開講してきた。受講コースは2つ。「教養コース」と「選択コース」を用意する。年間11回の教養コースは必修。選択コースは「体育」「せいかつ(生活)」「音楽」「園芸」など13コースから一つを選んで受講できる。併せて「課外」では、学園祭や講義終了後の交流会などの行事も設定。クラブ活動にあたる「自主グループ活動」に参加する学生(=受講者)も多いという。

 2014年度の申込者数は2300人余り。選択コースのうち受講の希望が多かった講座は抽選になった。22日の開講式は、第1回教養講座と併せて開催。招かれた今村岳司市長の代理として本井敏雄副市長が姿を見せ、「学園で学んだ成果や仲間同士のつながりを地域社会へ還元してほしい」と式辞を述べた。

 「史跡巡りが趣味なので、選択コースは『歴史』を受講する」と話すのは、学生として式に参加した木村陽さん。「(受講することで)若々しくいられるのが学園の魅力」とも。

 学生らは今後、同ホールや「フレンテホール」(池田町)などでそれぞれ希望する講義を受講。来年3月の修了を目指す。

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