
大学生を対象とした「お仕事フェスティバル2023」が11月5日、西宮市大学交流センター(西宮市北口町)で開催される。主催は西宮商工会議所青年部。
西宮市には6つの大学と4つの短期大学が存在し、多くの学生が通っているが、市内で学んだ学生の多くが就職で市外に流出する。同会議所メンバーは「これは大手企業の情報は手に入りやすく、中小企業の情報は手に入りにくいことが関係しているのでは」と考えた。
「地元にも地域密着で一生懸命頑張っている中小企業があることを知り、自分が中小企業で働いている姿をイメージし、社会人として働く際の選択肢の一つとして、『地元の中小企業で働くこと』を考えてもらいたいと思い企画した」という。
第1部では泉房穂前明石市長が「地域の魅力~住みたい街は、働きたい街~」をテーマに講演を行う。地元に住み続け、そこで働き結果を残すことができた理由や自身の経験や知識を伝える。
第2部では「ドキドキ職業体験&ミニマナー講座」を実施。「地元経営者らと共に体験しながら、地元で働くことの魅力を感じてほしい」と、甲南大学マネジメント創造学部ひょうご西宮フィールドワークの学生と同会議所青年部メンバーが協力して内容を考えたという。「404 good found」の黒澤聖さんとはロゴデザイン制作、「BUNDY BEANS」の名越千人さんとはコーヒー豆のブレンドを体験する。「こころ美」の今野真紀さんからは、社会で必要なマナーを学ぶ。
実行委員長の柴原重太さんは「自信をもってお勧めできる内容に仕上がっているので、大学生の皆さんにぜひ参加していただけたら。一緒に西宮を盛り上げましょう」と呼びかける。
開催時間は13時30分~17時。参加無料。定員は先着100人。申し込みはホームページで受け付ける。