阪神淡路大震災から28年目を迎える1月17日の前夜(16日)、宝塚を流れる武庫川の中州で「生(せい)」の石積みオブジェがライトアップされる。
「生」の石積みオブジェは12月3日・4日、親子連れなど延べ約150人の市民らが、それぞれの「生」への思いを込めながら石を積み上げた。
命の大切さを伝えていく「生」の石積みオブジェオブジェは、縦約20メートル、横約10メートル。最初は震災から10年後の2005(平成17)年、宝塚市在住の現代美術家、大野良平さんが「街と人の心の再生」を願い、阪急宝塚南口駅前の宝塚大橋南詰の西側に制作している。
大野さんは「その後も続く世界で絶えることのない紛争、自然災害、コロナ禍など。『生』の石積みを通して、震災を知らない若い世代が命の大切さや生きることの意味について考える機会になれば」と話す。
点灯時間は17時~20時。