映画「いただきます～みそをつくるこどもたち～」の自主上映会が1 月 21 日・22日、西宮市男女共同参画センター・ウェーブ(西宮市高松町) で開催される。市民有志の会「みやぱく」が主催する。

　「食と農を中心に子どもたちや私たちの未来を、行政、議員、職員、生産者、市民みんなで一緒に楽しく学びながら考えていこう」をコンセプトに、昨年活動を始めた同会。「西宮の『みや』と『ぱくぱくおいしく食べる』の『ぱく』で『みやぱく』と名付けた」という。

　同作は、福岡市にある高取保育園(福岡市早良区昭代2丁目)が舞台のドキュメンタリー。同園は「子どもたちは素足で駆け回り、竹馬で遊ぶ。真冬でも、薄着、素足で風邪をひかない。自分たちが飲むみそ汁のみそを毎月100キロずつ仕込む。給食は、医食同源に基づいた、玄米、みそ汁、旬の総菜」という保育を実践し、「玄米和食の取り組み、健康な体作り」を大切にしているという。

　同会代表の小林留奈さんは、「大人や子どもが食の現状と未来を考えるきっかけとなり、すてきな未来へ何かが変わっていくことを期待して、自主上映会を開こうと思った」と話す。「無邪気においしそうに給食を食べる子どもたちの姿、『食べることは生きること』を自然に学べる環境、『食べたもので体は作られていること』が分かる変化、食と心や人生とのつながり、きっと役に立つヒントがあると思う。ぜひ大切な人と一緒に見に来てほしい」と呼び掛ける。。

上映時間は、21日＝10時～12時、22日＝9時30分～11時30分。参加費は800円。申し込みはホームページで受け付けている。