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阪神タイガースWomen、全日本選手権で前年女王・埼玉西武LLと初戦激突

村松珠希捕手(8月11日、全日本選手権3回戦で撮影)

村松珠希捕手(8月11日、全日本選手権3回戦で撮影)

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 第16回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会が10月9日、千葉県で開幕した。全国制覇を目指す阪神タイガースWomenは、ゼットエーボールパーク(千葉県市原市)で行われた初戦で前年女王の埼玉西武ライオンズ・レディースと対戦し1-4で敗れた。

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 同大会は一般社団法人全日本女子野球連盟が主催し、日本国内の各地域に割り振られた出場枠に準じ、予選を勝ち抜いた全24チームによるトーナメント形式で実施された。9月3日に大会組み合わせ抽選会が行われ、初出場の阪神タイガースWomenは埼玉西武ライオンズ・レディースと初戦で対戦することが決定。初のNPB球団名を冠した女子チーム対決が実現した。

 阪神タイガースWomenは、投手陣の柱で左腕の植村美奈子選手が先発。2回裏2死二、三塁の場面で、埼玉西武ライオンズ・レディースの志村亜貴子外野手に二遊間を抜ける先制中前適時打を放たれ2失点した。4回裏にも岩見香枝内野手の左中間越二塁打や、志村外野手のスクイズで失点し、4点を追う展開に。5回からは坂東瑞紀投手が継投し無失点に抑えた。

 攻撃では逆転を狙う6回表1死一塁の場面で、村松珠希捕手の右中間を越える適時三塁打で1点を返すも、さらなる追加点はなかった。松村捕手はこの日3打数2安打1打点の活躍。2回には左柵越えを期待させる大きな当たりを放ち、捕手としても何度も体を張って抜け球を止めるなど、最後まで勝利への意地をみせた。

 本年度の女子野球チームが全国制覇を目指せる機会は、今大会が最後。阪神タイガースWomenは、埼玉西武ライオンズ・レディースが昨年成し遂げた『チーム創設1年目で全国制覇』の偉業を達成することはできなかった。しかし同日、阪神タイガース2軍がひなたサンマリンスタジアム宮崎(宮崎県宮崎市)で行われたファーム日本選手権で千葉ロッテマリーンズ2軍に最終回で逆転し3-2で劇的勝利。3年ぶり6度目の日本一を達成した。

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