開局20年のエフエム宝塚と開館10年の宝塚文化創造館が地域と歩んだ活動を、宝塚学検定と共に振り返り、これからの宝塚の街の活性化を考えるセミナーが9月20日、宝塚ソリオホール(宝塚市栄町)で開催される。
セミナーは3部構成で、宝塚市文化財団事務局次長の三戸俊徳さんによる「宝塚学検定から読み解く宝塚市の発展とゆくえ」と題した話題提供に続き、田辺眞人さん(宝塚学検定委員長、宝塚市大使)がコーディネーターとなり、パネリストに岡田敬二さん(宝塚歌劇団演出家、宝塚文化創造館名誉管長)、樽井美帆さん(宝塚学検定教授、エフエム宝塚パーソナリティー)、山崎晴恵さん(宝塚市長)を迎え「ご当地検定と街の活性化」についてのパネルディスカッションを展開。さらに第13回宝塚学検定での加点対象になる谷口義子さん(神戸学院大学非常勤講師、宝塚学検定委員)による模擬試験と解説も行う。
宝塚学検定は、今年で13回目。宝塚市は、宝塚歌劇や手塚治虫記念館で、古くから温泉街としても知られるが、ほかにも市内には近隣で最も古い古墳・古代からの名刹(めいさつ)や古社・中世源氏の荘園・近世の宿場など興味深いテーマがある。宝塚の多面的な魅力を再発見、まちへの愛着を深めてもらうことを目的としたご当地検定となる。
主催する宝塚市文化財団事務局次長の三戸俊徳さんは「第13回検定は来年3月で、今回はそのキックオフのセミナー。パネルディスカッションでは、宝塚学検定を受ける・受けないにかかわらず、パネリスト、コーディネーターから宝塚のまちの興味深い話がきっと聞けると思う。オンラインでの参加もできる」と参加を呼び掛ける。
開催は13時30分から。参加費は一般500円(友の会会員は400円)。要事前予約。