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宝塚で「街と宝塚歌劇」展 阪急今津線開通100年記念で

宝塚音楽学校旧校舎の宝塚文化創造館

宝塚音楽学校旧校舎の宝塚文化創造館

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 大阪と宝塚を結んだ箕面有馬電気軌道の全線開通の翌年の1921(大正10)年、宝塚と西宮北口を結ぶ西宝線(現阪急今津線)が開通してから110年を迎えるのを記念した「街と宝塚歌劇」展が現在、宝塚音楽学校旧校舎の宝塚文化創造館(宝塚市武庫川町)にある「すみれミュージアム」で開催されている。

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 1910(明治43)年の箕面有馬電気軌道の開通とともに発展していった街の変遷を、オリジナル映像と貴重な絵はがきや漫画家・細川貂々(てんてん)さんのイラストなどでひもとく。オリジナル映像では、街と宝塚歌劇の変遷を昭和初期の阪急電車各駅の風景や宝塚ファミリーランド、宝塚歌劇の公演などをちりばめて構成している。常設展エリアでは、旧宝塚大劇場こけら落とし(1924年)からの現存するポスターをアーカイブ化し、デジタルサイネージも導入するなど、歌劇の歴史が一目で分かるよう工夫を施す。

 同展を主催する宝塚市文化財団の三戸裕徳さん(同館長・学芸員)は、「宝塚音楽学校旧校舎であった場所なので、建物の随所に当時の面影が残っている。日本で唯一、宝塚音楽学校の展示を行っているので、常設展示では宝塚音楽学校・宝塚歌劇の歴史や魅力をさまざまな角度でご覧いただける。オリジナル映像では、宝塚ファミリーランドの映像や当時の音楽など、とても懐かしい映像も入っているので、ぜひご覧いただければ」と話す。

 開館時間は10時~16時30分。水曜・年末年始休館。入館料は、一般=300円、中高生=200円、小学生=100円。2022年4月12日まで。

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