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ルナ・ホールで桂米團治さん独演会 大ネタ「地獄八景亡者戯」も

師匠であり実父でもある故 桂米朝が愛したルナ・ホールでの市民寄席を継ぐ桂米團治

師匠であり実父でもある故 桂米朝が愛したルナ・ホールでの市民寄席を継ぐ桂米團治

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 ルナ・ホール(芦屋市業平町)で8月9日、「第79回市民寄席 桂米團治独演会」が開催される。

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 還暦を超えますます円熟味が増し、桂米朝の面影を見せるようになった桂米團治。
師匠であり実父でもある故 桂米朝がこよなく愛したルナ・ホールでの市民寄席は、米團治が後を継ぎ、毎年春に独演会の舞台を務めてきた。今年は新型コロナの影響で8月の開催となる。

 今回の演目は、大人から子どもまで楽しめる昔話が落語になった「桃太郎」で始まる。続く「千両みかん」は、夏に冬が旬のミカンを食べたいと言い出した若旦那のせいで皆が大騒動する。冷蔵庫の無い時代の大阪をほうふつとさせる夏にぴったりの一席となる。

 最後の演目は、「大ネタ中の大ネタ」と言われる「地獄八景亡者戯」。お客を。あの世へと案内するという、お盆前のこの時期にふさわしい演目ながら1時間を超える大ネタ。同館担当は「はなし家自身の個性が生かされたアドリブや時事ネタがふんだんに盛り込まれているのが、見どころ、聞きどころ」と話す。

 前座には米團治の筆頭弟子で、NHKで誕生したユニット「KAMIGATAらくご男子」でも話題のイケメン若手落語家の桂團治郎が登場。助演には桂枝雀の末弟の桂紅雀が、明るく爽やかな葬式を描く「向こう付け」を演じる。

チケットは前売2,500円(全席指定)。

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