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関西学院大学、28年ぶり春季リーグV 全日本選手権へ意欲

28年ぶり5度目の関西学生野球連盟春季リーグ戦を制した

28年ぶり5度目の関西学生野球連盟春季リーグ戦を制した

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 関西学院大学(西宮市上ケ原一番町)硬式野球部が5月25日、わかさスタジアム京都(京都市右京区)で行われた京都大学2回戦に3-1で勝利し、1993(平成5)年以来28年ぶり5度目の関西学生野球連盟春季リーグ戦を制した。秋季を含めると2013(平成25)年以来、8年ぶり15度目。

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 昨年の春季リーグ戦は緊急事態宣言発令で中止に。今年は4月3日に開幕するも、再び緊急事態宣言が発出されたことに伴い4月24日の試合を最後に中断。5月15日のリーグ戦再開までの期間で、「体力づくりや身体づくりをしっかりと行い、集中力を切らすことなく最後まで戦い抜いた」という。

 明豊高校(大分県)時代に2度の甲子園出場経験がある杉園大樹主将は、総勢250人を超える部員全体での意識改革を図るため、昨年から「ファミリー制度」を導入。1年生~4年生の複数人で「ファミリー」になり、部活動、授業、私生活におけるアドバイスやサポート、オンライン飲み会などを行った。コミュニケーションを大切にすることにより、主力選手だけでなく部全体で共通の目標意識を持つことができ、10勝2敗、勝ち点5での完全優勝へとつながった。

 同部は関西学生野球連盟代表として、6月7日に開幕する「第70回全日本大学野球選手権記念大会」に出場する。山田来刀副将は、同大硬式野球部の今年のスローガン『執念』にかけ、「自分たちの野球を貫き執念を持って戦いたい。久しぶりのリーグ優勝で、OBや保護者の期待も大きい。応えられるよう全国優勝を目指して頑張りたい」と意欲を見せる。

 リーグ優勝を4番打者としても支えた杉園主将は「厳しい練習を重ねてきた大学はたくさんあると思うが、トーナメント形式の一発勝負で勝てるのは『元気な野球』。主将と打線の中軸として、関学らしい元気のある野球をしたい」と力強く語った。

 小・中学時代に全国大会出場経験がある渡邊公登副将は「全国大会で戦っている姿に後輩たちが刺激を受け、常に全国大会に出られる野球部になっていくよう、リーグ代表の自信とプライドを持ち戦いたい」と話し、今回の全国大会出場をきっかけに常勝軍団となれるよう、後輩たちへの期待を込める。

1回戦は6月8日、明治神宮野球場(東京都新宿区)で四国地区大学野球連盟の代表の松山大学と対戦予定。観客の入場有無は未定。

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