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女子野球チーム「阪神タイガースWomen」、初の対外試合で勝利

西宮に活動拠点を置く「阪神タイガースWomen」

西宮に活動拠点を置く「阪神タイガースWomen」

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 「阪神タイガースWomen」のチーム発足後初の対外試合が4月10日、鳴尾浜臨海野球場(西宮市鳴尾浜)で行われた。大阪体育大学女子硬式野球部と戦い、2-3で勝利した。

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 2回裏0-0の同点の場面で、中江映利加選手が放った三塁線を抜けるタイムリーで田口真奈選手がホームへ生還。チームにとっての初めての1点を先制した。一時は2-2の同点に追い付かれたが、最終回に1点を追加し初陣を勝利で飾った。

 元阪神の野原祐也初代監督は「なかなか全員で集まって練習することができないなか、初めての試合を勝ち切れ、大したもんだなと思う」と試合を振り返った。自身にとって初めての女子野球の試合ということで、「いろいろ勉強になりました」とも。今後はさらにチーム力を高め、女子野球の振興へ貢献していくという。

 同チームは女子野球人口を増やし、女子が野球を始めやすい、続けやすい環境づくりなどを目的に今年1月、創設された。18人の選手が所属し、女子プロ野球史上初の500本安打を達成しワールドカップ(W杯)4度の出場経験を誇る三浦伊織選手が初代主将を務める。

 阪神球団と女子選手との間に雇用契約はなく、それぞれの選手が就業・就学しながら女子野球選手として活動する。練習場所は主に阪神甲子園球場(甲子園町)や鳴尾浜球場、鳴尾浜臨海野球場を使っている。

 今月は残り4回の練習試合が予定されており、5月下旬より開催されるラッキートーナメント(関西女子硬式野球連盟主催)が初めての大会出場となる予定。三浦主将は「一戦一戦レベルアップできるように頑張っていきたい」と意気込みを見せる。

 三浦、坂東瑞紀、水流麻夏の3選手は侍ジャパン女子代表に選出されており、2021年後半にメキシコで開催される「第9回WBSC女子野球ワールドカップ」へ出場する。同大会は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、2021年3月へ開催が延期されていたが、再度延期となっており、詳しい開催日時は未定。

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