西宮市消費生活センター(西宮市北口町)で1月20日、「高齢者向け消費生活情報 配弁当チラシサービス」の協定締結式が行われた。同市の消費生活センター長、芦屋市消費生活センターを所管する同市経済課長、コープこうべ第2地区本部長が出席し、三者で協定書が交わされた。
被害を防止するために協定書を交わしたコープこうべ、西宮市、芦屋市の職員
還付金詐欺や健康食品の送りつけなどの「高齢者被害」を防ぐための同サービス。コープこうべが月曜から金曜まで実施している夕食用の弁当配達サービス(通称=まいくる)に啓発チラシを月1回添える。両市の消費生活センターの電話番号と共に、悪徳商法の手口や食物アレルギーに関する情報などを伝える。
コープこうべの夕食サポート事業の利用者は両市合わせて約700人で、7割が70歳以上。西宮市消費生活センターによると、相談件数は60~70代を中心に増加傾向にあるという。同センター長の檜皮(ひかわ)実さんは「今回の協定締結によって、家を出る機会の少ない高齢者の方などにも消費生活情報をお届けできるようになる。一人で悩まず相談できる場所があるということを多くの方に知ってほしい」と話す。
同サービスは3月から実施予定。