阪神電車、神戸市東灘区、芦屋市、西宮市で構成する「阪神間連携ブランド発信協議会」が10発30日、リーフレット「阪神KANお散歩マップ」の第3弾として「ミュージアム編」を発行した。
大正時代から昭和初期にかけて、多くの作家や画家が阪神間地域に住み、文化・芸術の発展に寄与したことで、阪神間モダニズム文化が華やぎ、今日の住宅都市が誕生していく素地になったといわれている。同協議会では「阪神間モダニズムというルーツを大切にしつつ、これまで育まれてきた上質なライフスタイルを発信することにより、地域の活性化と都市ブランドの向上」に取り組み、昨年10月から、6回シリーズとなる「阪神 KAN お散歩マップ」を発行している。
「ミュージアム」をテーマにした今回のマップでは、阪神間に数多くある美術館・博物館を幅広く紹介。芦屋市立美術博物館や西宮市大谷記念美術館など、阪神間モダニズムの魅力が感じられるスポットをマップ上で紹介するとともに、観光モデルコースや灘の酒蔵やスイーツなどのグルメ立ち寄りスポットも掲載。阪神間の美術史コラムなども収める。
企画した阪神電鉄沿線活性化担当の山﨑由貴子さんは「マップを手に実際にまちを巡っていただき、豊かな文化を育んだ阪神間の素晴らしい環境を感じていただければと」と利用を呼び掛ける。
阪神電車各駅で無料配布中。