宝塚市内の宿泊施設利用客に宝塚歌劇スターとの合成2ショット写真や宝塚温泉の入浴付き食事券などを進呈するキャンペーンが、10月31日宿泊分から行われる。
新型コロナウイルス感染症により、売上減少など大きな影響を受けた市内の宿泊事業者や小売店などを支援するのが狙い。宝塚市国際観光協会が市の補助を受けて実施する。
キャンペーン対象は、10月31日から来年1月31日まで、「ホテル若水」「宝塚ホテル」「武田尾温泉 紅葉舘 別庭あざれ」など市内7施設に宿泊した旅行者(市民も含む)1万組。該当施設が販売するキャンペーン対象プラン申し込み客には、チェックインの際に「宝塚ならでは」の品を掲載するカタログを進呈。
カタログには、「手塚治虫キャラクターグッズ詰め合わせ」(手塚治虫記念館)や「宝塚ハム詰め合わせ」(宝塚ハム工房)、「宝塚ホテルスイーツセット」(宝塚ホテル)、「日本料理山茶花 思いやり本膳『橘』・温泉入浴付き」(ホテル若水)など、市内の事業者が提供する最大5,000円相当の30品を掲載。好みの商品を選んで専用サイトから申し込むと、後日届く仕組みだ。
宝塚商工会議所が2020年4~5月、会員を対象に行った新型コロナウイルス感染症の影響調査によると、約9割の事業所が対前年同期比で売り上げが減少したと回答。今後6カ月間の売り上げについて、「回復見込み」と答えた事業所はわずか5%だった。
観光協会の担当者は「特産品のプレゼントは、再訪の動機になる可能性もある。たくさんの方に宝塚へお越しいただき、好みの商品を選ぶ楽しみ、届く楽しみを感じてほしい。宝塚のまちや、ここで育まれた商品を好きになっていただければ」と話す。