武庫川女子大学甲子園会館(西宮市戸崎町、TEL 0798-67-4501)で11月28日・29日、「甲子園会館ライトアップ2015」が開催される。
イベント10周年を記念して復刻した甲子園ホテル時代のカステラ
今回で10回目を数える同イベント。「甲子園ホテル」の名称で、戦前は阪神間の高級社交場として知られていた同会館の建物や日本庭園、高さ15メートルあるクリスマスツリーを100個のキャンドルと200基のライトで飾り、一般に開放する。昨年は、約4000人が来場したという。
クリスマスツリーの点灯に合わせて同大学の音楽部とコーラス部がクリスマスソングを合唱。西ホールではクラリネットやジャズ、ロックなどの演奏もある。
芝生広場では、建築学科の学生が制作した折半構造ドーム「雪洞(ぼんぼり)」の展示も。ドームはイベント期間中、来場者に休憩所として開放する。
併せて館内では、同イベントの10周年を記念して「カステラ」(700円)を販売。カステラは、ホテル時代に提供していたものを地元・ライト洋菓子店(甲子園口2)の林田伸夫さんが当時のレシピを参考に再現したという。伸夫さんが、ホテルで製菓長を務めていた林田末吉さんの孫にあたることから復刻を依頼。限定100食を用意する。
同会館庶務課の吉村福德さんは「夜間の一般開放はこの機会のみ。竹林や紅葉など自然の良さを生かしたライトアップをぜひ楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は17時~20時。開門は16時30分、ツリー点灯は17時30分。入場無料。