43号線南側・小曽根線沿いのケーキ店「ケーキのアトリエ SHIBAEMON(シバエモン)」(西宮市笠屋町13、TEL 0798-48-4826)が3月31日、閉店する。
1998年に開業した同店。店名の「シバエモン」は店主の池上昌宏さんの出身地・淡路島に古くから伝わり、演劇などにも登場する「芝右衛門狸」にちなんで命名された。
店舗面積は約10坪。看板メニューの「ケーキ屋さんのメロンパン(190円)」や「シュークリーム(160円)」などを中心に17年間営業を続けてきたが、材料となる乳製品やナッツなどの輸入品の価格の高騰から思うようなケーキ作りが難しくなったという。
買い物に訪れていた神戸市在住の藤井さんは「武庫川女子大学に通っていたので、学生時代から友達の誕生日のたびにケーキを買いに来ていた。普通のケーキ店よりかわいい商品が多く、パンも売っているので大好きだった。閉店はとても残念」と名残を惜しんだ。
「小さな店なのにデコレーションケーキから贈答品までさまざまな商品をお買いあげいただいて感謝しきれない思い」と池上さん。いつの日か『シバエモン』の名前を掲げられるように復活を目指してがんばるのでその日までお待ちいただければ」とも。
営業時間は10時~20時30分。