武庫川女子大学甲子園会館（西宮市戸崎町、TEL 0798-67-4501）で12月6日・7日、「甲子園会館ライトアップ 2014」が開催される。主催は武庫川女子大学建築学科・大学院建築学専攻、甲子園会館。

ジャンボクリスマスツリー越しに見る甲子園会館

　1930（昭和5）年に完成、旧甲子園ホテルの名称で阪神間の高級社交場として知られ、日本に残る数少ないフランク・ロイド・ライト式の建築として国登録有形文化財にも指定されている同館。現在は同大上甲子園キャンパスとなっている。今年で9回目を迎える同イベントでは、高さ15メートルのヒマラヤスギを電飾で彩るジャンボクリスマスツリーや、紅葉が見頃を迎えた日本庭園、建築スタジオと芝生庭園周りのライトアップを行い、施設を一般開放する。

　ライトアップに合わせて、同大付属高校コーラス部の合唱やジャズ・ロックの演奏、ダンスを披露するほか、キャンパス内の芝生広場では学生が制作した「竹の茶室」「紙管のゲル」「シザーズ型展開構造テント」を展示する。当時の趣をそのままを残した食堂では、来場者が食事を楽しめるライトアップ特別メニューも用意。

　同大甲子園会館長の後藤さんは「昨年は4800人の方に来場いただき、『京都まで行かなくても楽しめる』と大変喜んでいただいた。光のおもてなしと紅葉のおもてなしで楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は両日とも16時30分開門、6日＝開会17時15分、点灯式17時35分、7日＝開会17時25分、カウントダウン点灯17時30分。入場無料。一般公開で事前申し込み不要。