西宮市は9月18日、19日の両日、市内在住者では最高齢となる107歳の男女2人をそれぞれ訪問し長寿を祝福した。男性鈴木清一さん107歳(明治40年2月21日生)、女性は今村ミサヲさん107歳(明治40年3月10生)。2人には西宮市北部にある名塩地区の特産である名塩雁皮紙(なじおがんびし)を使った祝い状が手渡された。
9月18日、鈴木清一さんの入所されている特別養護老人ホームを田中厚弘健康福祉局長が訪れた。鈴木さんは、2012年、2013年も市内男性最高齢者として市から祝い状が贈られている。田中局長が「3年連続市内男性最高齢おめでとうございます。血色も良くてお元気そうですね」と声を掛けられると、鈴木さんは「くよくよしたらだめ」「ぜいたくはあかん」「何でも食べる」と応えた。
翌19日には、市内の特別養護老人ホームに入所している今村ミサヲさんの長寿を祝った。施設1階ロビーには、今村さんの家族や入所者、職員などが集まり、金色の頭巾とちゃんちゃんこを身に着けた今村さんの長寿を祝った。田中局長が「本当におめでとうございます。逆にパワーを頂いたので、私も長生きしたいと思います」とお祝いの言葉を述べ、施設職員も花束を贈った。西宮市観光キャラクター「みやたん」もお祝いに駆け付け、「祝、ご長寿おめでとうございます」と書かれたくす玉を割るなど、雰囲気づくりに一役買った。
9月15日現在、西宮市内の100歳以上の人の数は、男性28人、女性165人の計193人。