西宮市商店市場連盟（西宮市櫨塚町、以下商市連）は8月31日、市内各店の一押し商品を取材して各店自慢の「逸品」として紹介するホームページ「西宮色（カラー）」を開設した。

「西宮色」ホームページ

　市内の商店街をとりまとめる商市連が西宮市の補助を受け始めた一店逸品プロジェクト。若手店主らが中心となり、プロジェクトチーム「西宮未来創造」を立ち上げ「一店逸品」をコンセプトに市内の店舗を毎月約30店取材。「西宮色」と題したフリーペーパーとホームページで紹介する。フリーペーパーは7月30日に創刊。毎月2万部を市の関連施設や協力施設、阪神電鉄の市内各駅などに置き配布している。

　ホームページではスペースに限りのあるフリーペーパーに掲載しきれない詳細な情報を記載。これまですでに「本格和風だし巻き」「甲子園口りんごパイ」「淡たまキッシュ」「ほんわか鰹（かつお）バーガー」などのグルメ、バラの花びらにメッセージをプリントしてプレゼントできる「メッセージフラワー」、「オリジナル苦楽園Tシャツ」など多彩なジャンルの約80店分を掲載。ジャンルやエリアからも情報を検索できる。

　記事の他にも一部店舗の割引や特典が受けられるクーポンや、店主らが自分たちの専門知識をワークショップ形式で住民にレクチャーする「西宮ゼミナール」などの情報も掲載する。

　「自分の店の売りは何か考え続けることが重要。小売店が力を合わせて西宮を盛り上げよう」と同プロジェクトチームの内野年記さん。「いい店がたくさんあるので、ぜひ西宮で買い物をしてほしい」と同チームの青木登三男さん。「店舗の皆さんには自分の店の歴史を振り返るきっかけにしてほしい。お客さんは知らない店をいっぱい見つけてほしい」と同チームの土江和代さんも利用を呼び掛ける。

　来年3月末までに約300店を掲載予定で、現在、参加店舗を募集している。詳細はホームページで確認できる。