西宮・香櫨園の「西宮市大谷記念美術館」（西宮市中浜町、TEL 0798-33-0164）で8月23日から、「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が開催される。

国内作家の入選作品も展示する

　1978（昭和53）年から続く同展。世界唯一とされる子ども向け書籍専門の国際見本市で、イタリア北部の古都・ボローニャ市が舞台の「ボローニャ・ブックフェア」と共に開く絵本原画コンクールの入選作品を展示する。

　コンクールは、イラスト5点1組を用意すれば誰でも応募できる公募展。今年は世界59カ国から3190人が出展し、日本人15人を含む23カ国・75人が入選を果たした。

　今回の展覧会では、75人の作品ほか特別展として、昨年のコンクールで絵本が第4回ボローニャSM出版賞に輝いた刀根里衣さん（イタリア在住）の受賞作「ぴっぽのたび」の全原画18点を展示。同じく特別展では、ボローニャ近代博物館での展示が高い評価を得たという三浦太郎さん（東京都在住）が今年発表した新作「ワークマン・ステンシル」の原画も紹介する。

　開館時間は10時～17時（金曜は19時まで）。水曜休館。入館料は一般＝800円、大学・高校生＝600円、中学・小学生＝400円。9月28日まで。?