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県立西宮高校で「邦楽教室」-和楽器の楽しさを地域へ発信

和太鼓教室の風景

和太鼓教室の風景

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 兵庫県立西宮高等学校(西宮市上甲東園2、TEL 0798-52-0185)が現在、日本の伝統楽器の演奏を通して地域の人と交流を深めようと今年から邦楽教室をスタートし、参加者を募っている。

しの笛教室の風景

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 「地域に根ざした学校」を目指す同校で日本史担当教諭の谷林正紹さんは、社会科教室を使って和楽器の指導をしている。都山流尺八楽会の師範や和太鼓の指導経験を生かし、しの笛、尺八、和太鼓の演奏を教えている。参加者は、日本文化に興味があり、和楽器を演奏してみたいという、近くに住む小学校4年生から高齢者までと幅広い世代が対象。同高の箏曲部“和太鼓班”の部員がアシスタントとして加わり、リズムやバチの使い方などを参加者に教える。

 参加者で市内在住の藤岡敏子さんは「太鼓の音がぴったりそろった時の快感はひとりでは味わえない。笛も、初めはなかなか出ない音が少しずつ出るようになり、みんなと重なり合ってひとつの曲になっていくのが楽しい。和楽器は敷居が高いと思っていたが、とても身近になった」と話す。

 谷林さんは「洋楽器にくらべ和楽器は接する機会が少ない。もっと多くの人に和楽器の魅力を知ってもらって継承していきたい。これを機に学校と地域とのつながりも深めていきたい」と話す。

 8月30日、9月13日、27日、10月11日、11月8日の全5回で、単発受講もできる。時間は9時~9時50分=しの笛、10時~10時50分=和太鼓、11時~11時50分=尺八教室。参加無料。問い合わせ・申し込みは同校まで。

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