西宮のテーマパーク「キッザニア甲子園」(西宮市甲子園八番町)を対象にしたムック本「キッザニア甲子園全パビリオン完全ガイド」が6月30日、発売された。発行は「KADOKAWA(角川マガジンズ)」(東京都千代田区)。
子どもたちを対象にさまざまな職業を模擬体験してもらおうという同施設。発祥はメキシコで、国内は甲子園と東京(東京都江東区)の2カ所にある。甲子園のオープンは2009年3月。今春5周年を迎えて現在は、館内60ほどのパビリオンが90種類以上のアクティビティーを提供する。
同ムックの編集は、角川マガジンズがファミリー層を対象に季刊で発行する情報誌「関西ファミリーウォーカー」が担当。同施設の協力を得ることで、アクティビティーの内容や成果物、着用できるユニホームのほか、記念撮影に最適なスポットなどをパビリオンごとに紹介する。
入門ガイドのコーナーでは、同施設を初めて訪れる人向けにモデルコースを提案。事前予約や当日の流れなどの基礎知識を7つのポイントに分けて解説するほか、リピーターによる口コミ情報を提供する。3月から4月にかけて相次ぎ開設された新パビリオン「ソーセージ工房」「ファーマーズセンター」「精米工場」のリポートには読者モデルが参加。詳細なレビューも掲載する。
「多数の写真と大きな文字を採用。親子で楽しく読んでもらえるように工夫した」と関西ウォーカーの篠原賢太郎編集長。「開業から5年。新パビリオンを増やすなど、常に進化し続ける施設を詳細にガイドできた」と自信をのぞかせる。
価格は930円(税別)。市内書店やコンビニのほか通信販売でも扱う。