阪神電鉄が現在、5月30日に公開を控える映画「X-MEN:フューチャー&パスト」とのコラボで制作したタイアップビジュアルを「阪神タイガース」ファーム交流試合の告知広告に使うキャンペーン列車を運行している。
「X-MEN」は2000年に初公開。最新作「フューチャー&パスト」で7作目(スピンオフ作品含む)を数える。現在までの全世界興行収入は2,300億円を超え、ヒットシリーズとして知られる。
タイアップビジュアルは、球団の「未来」を担うファーム(2軍)の選手10人を最新作で「未来」を守ろうと戦う「X-MEN」の姿になぞらえて制作。交流試合で対戦する「読売ジャイアンツ」(=巨人)を劇中に登場する敵役で「巨人」のようなロボット「センチネル」に重ね合わせるなど遊び心も見られる。
ビジュアルに選ばれた10人は、主人公「ウルヴァリン」に伊藤隼太選手、「ミスティーク」に森田一成選手など。ファームの平田勝男監督も「プロフェッサーX」として登場する。
配給する「20世紀フォックス」大阪宣伝室の岡本泰典さんは「関西独自のコラボ。こうした企画で沿線に盛り上がりを提供できればうれしい」と話す。
キャンペーン列車には急行型の8000系1本(6両編成)を使用。車内に掲出するポスターなどは全てを最新作と交流試合の告知広告に貼り替え「編成ジャック」とした。運行区間は梅田~三宮が基本。1日6往復~10往復の運転を予定する。今月27日まで。