阪急西宮ガーデンズ(西宮市高松町)が3月、2008年11月の開業以来最大となるリニューアルを実施する。
新たにバラやアジサイなど季節の花をあしらう4階「スカイガーデン」
新規出店48店舗、改装32店舗で、全256店の約3割にあたる80店舗をリニューアルする。このうち10店舗は関西初出店、15店舗は兵庫県初出店。各店舗は3月7日より順次オープンし、一部店舗は先行オープンする。
今回のリニューアルでは同施設の従来の顧客である「ファッションに敏感な女性」だけでなく、性別・年代を問わずファミリーやカップルがゆっくり買い物を楽しめるようにと、生活雑貨セレクトショップ「スクオーバル」や輸入雑貨店「オクタホテル」など話題の店舗が関西初出店する。飲食店では兵庫県初出店となるスープ専門店「スープストックトーキョー」や空揚げの「ニューミュンヘン」、和菓子の「口福堂」が新たに出店する。
ほかにも施設内のベンチやソファを一部新調。来場者に憩いの場として利用されている屋上庭園「スカイガーデン」には、季節を感じるバラやアジサイなどの花を新たにあしらうなど「訪れるだけで楽しめる庭」を目指す。
「うちの台所なので、どんな新しい飲食店が増えるのか楽しみ。リニューアルされたらとりあえず毎日通う」と話すのは主婦で西宮市在住の小堀菜都子さん。「リニューアル工事期間中の店内の様子が気になる」とも。工事は1月7日から3月下旬まで営業期間中に随時行い、館内と駐車場の一部を閉鎖することはあるが施設全体の閉鎖は行わない。80店舗のうち過半数は3月7日にオープンし、その他の店舗も以降順次オープンする。
同施設は開業以来、来館者数、売上高ともに増加し、2012年度の来館者数は約1,940万人、売上高は736億円。首都圏以外での商業施設では初めてとなる「日本SC大賞・金賞」を日本ショッピングセンター協会から受賞。ロゴマークには同市の市花である「さくら」があしらわれている。