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西宮のさくらFM「緊急告知ラジオ」販売開始-災害時に自動的に起動

災害時に自動的に起動して災害情報を流す「緊急告知ラジオ」をさくらFMが開発、販売を開始

災害時に自動的に起動して災害情報を流す「緊急告知ラジオ」をさくらFMが開発、販売を開始

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 西宮のコミュニティーFM局「西宮コミュニティ放送(通称「さくらFM」)」(西宮市池田町)が1月10日、南海トラフ巨大地震などの災害時に備え、「緊急告知ラジオ」(8,000円)の販売を始めた。

「緊急告知ラジオ」をPRするさくらFMスタッフ

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 このラジオは震度5以上の揺れが起きると想定された時、津波警報発表時、外国からの武力攻撃の可能性がある時などに最大音量の緊急放送に切り替わるもの。緊急放送と同時にライトが点滅し、聴覚障害者に視覚で知らせることもできるという聴覚障害者に対する配慮も施されている。電源を切っていても、災害などの緊急事態発生時には自動的に電源が入り災害情報が流れる仕組み。

 「緊急告知ラジオ」を開発したきっかけは、西宮市内には約140基の防災スピーカーが設置されているものの、雨や風の影響で聞こえない場合もあることから、同市が同局にラジオの開発を依頼。広島市の音声機器メーカーと共同で製作することになったという。

 同局の北村英夫社長は「緊急時には、西宮市の防災スピーカーと同じ内容が流れるようになっている。緊急時に素早く情報をキャッチして、安全な避難につながる素早い行動に役立ててほしい」と話す。

 「緊急告知ラジオ」は同局で販売するほか、郵送も受け付ける。購入には西宮市の補助制度が利用でき、本体価格の半額(4,000円)が、購入後にキャッシュバックされる(先着100台)。放送エリアは市内に限られる。

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