樹齢約500年、重さ約1.5トンのオリーブの木が11月1日、阪急西宮ガーデンズ(西宮市高松町、TEL 0798-68-6666)に登場した。この規模のオリーブの室内展示は日本初という。
開業以来「豊かな自然環境との調和」をテーマに植物を館内外に配置する同施設。5周年を迎える今年は春から5回にわたって季節の植物の息吹を表現する「Gardens 5 SEASONS」プロジェクトを展開している。
プロデュースはプラントハンターの西畠清順さんが手掛ける。
2階メーンエントランスに設置したオリーブの巨木は、西畠さんが航路1万8000キロのスペインから日本へ移植。「オリーブは果樹の中でも最も長生きする木。アニバーサリーには平和と繁栄の象徴のシンボルで、大地にしっかりと根を張り、豊かな実を実らせるオリーブしかないと思った」と西畠さん。「生のものを見ること、触れることを喜べるのは心の豊かな人。心のままに感じてほしい」とも。
足を止めて巨木に見入っていた西宮在住の高田隆代さんは「すごい迫力。500円で買った家のオリーブはまだとても小さい。大事に育てたいと思った」と話していた。
展示は同プロジェクトの「SEASON4」として28日まで行う。29日からは、プロジェクトの最後となる5つ目の植物「SEASON5」としてシラカバが登場。西畠さんが北海道から収集してきたシラカバ並木で、期間中飾られるクリスマスツリーへ続く散歩道となる。
専門店の営業時間は10時00分~21時00分。