阪神甲子園球場周辺で9月6日、ごみ拾い活動「ごみ拾いを通して世代間をツナグ vol.5」が行われる。主催は、西宮市内の経営者らで組織する「未来家(みらいや)西宮」。
今年の5月に始まった同活動は今回で5回目。きっかけは市内在住の経営者らが「西宮を盛り上げるために何かできることはないか」と考え、誰でもすぐに始められるということからごみ拾いを選択。未来につなげていく活動という意味でグループ名を「未来家西宮」と名付けて活動を始めた。
発起人メンバーで建築事務所を市内で経営する山田真郷(やまだまさと)さんは「目的はごみを拾うことではなく世代間交流」と話す。「最近は地域のつながりが希薄化して孤独な高齢者が増えている。ごみ拾いという誰にでもできる行為を通じて子どもから高齢者まで3世代が交流できる持続可能な活動が必要」とも。
活動内容は甲子園球場周辺の道路、住宅地をごみ拾いしながら散策。1回あたりの参加人数は10人~15人前後で子どもから大人まで幅広い世代が参加。中には市外、県外から訪れる人もいるという。
「1人暮らしのおじいちゃんおばあちゃんと街の子どもが気軽にあいさつができるようにつなげることがゴール。地域がつながり家族みたいになれるように、コツコツとこの活動を未来につなげていきたい」と山田さん。「1人でごみを拾うのはちょっと恥ずかしい、という人はぜひ子どもと一緒に来てほしい。その子どもたちとおじいちゃんおばあちゃんがごみ拾いという活動を通じてつながっていけば良い街になると思う」と参加を呼び掛ける。
活動は毎月第1土曜日の9時~10時半に実施。集合場所は甲子園球場甲子園歴史館前。動きやすい服装で軍手とごみ袋を持参すれば誰でも参加できる。問い合わせは、山田さん(080-1513-5005)まで。