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西宮・苦楽園で「楽フェス」-グルメとライブで街おこし

実行委員を務める幸池寿美さん(左)と小川尚久さん

実行委員を務める幸池寿美さん(左)と小川尚久さん

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 阪急苦楽園口駅周辺で9月14日、地元グルメと音楽ライブを楽しむイベント「苦楽園フェスティバル2014」(=楽フェス)が行われる。主催は「苦楽園フェスティバル実行委員会」。

昨年開催されたライブの様子

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 きっかけは、菊谷町でアメリカンカジュアル衣料販売店「ラット★レース」を経営する小川尚久さんが企画した同店の12周年記念イベント。2012年9月に近隣の飲食店を借し切り、マジックやカクテルショー、ライブが楽しめるパーティーを顧客や知人を中心に開催したところ約200人が参加。うち150人以上が同店オリジナルの「苦楽園Tシャツ」を着てパーティーに参加し、会場が「地元への愛着と一体感」に包まれたという。

 翌年には「1店舗の周年記念イベントではなく、街全体の活性化につなげたい」と久出ケ谷町の「ローリング療法サロン ラウト・イジェーネ」の幸池寿美(こういけひさみ)さんに協力を依頼。昨年、楽フェスを初めて開いた。

 2回目となる今年は「苦楽園の街に来てもらいたい、苦楽園の街で楽しんでもらいたい」をコンセプトとして食と音楽の企画を用意。グルメイベントには、同駅周辺のバー、カフェ、居酒屋、レストランなど12の飲食店が参加、当日限りの限定メニューや特別企画でイベントを盛り上げる。参加飲食店「Flowers(フラワーズ)」の山本オーナーは「昨年はすごい人でてんやわんやだった。今年も苦楽園らしいメニューを提供したい」と意気込む。

 音楽イベントでは西宮にゆかりのあるアーティスト9組が2つの会場に分かれて出演。ポップス、ロック、ジャズ、クラシックなど幅広いジャンルのライブを楽しめる。メーン会場の「BAR ALPHECCA STAGE(バーアルフェッカステージ)」では阪神タイガースのテーマソング「僕のスーパースター」をうたうヨシダヨロキさんやライブ中に「ニ・シ・ノ・ミ・ヤ」とコールするパフォーマンスが話題の「KING BROTHERS(キングブラザーズ)」も登場。第2会場のアイリッシュパブ「The Wexford Tavern(ザ ウェックスフォード タヴァーン)のラストは越野翔子さんが楽フェスのテーマソング「苦楽園yeah!!」で締めくくる。

 当日は同市の観光キャラクターみやたんがオープニングに駆けつけるほか、バルーンアートやマジックショーがあり子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる企画も用意。

 「西宮の人に来てほしい。市民でもまだ苦楽園に来たことがない人が多いと思うので、一度どんな街なのか来て楽しんでほしい。店とお客さんが仲のいい街で、おもしろい人もたくさんいるのでその雰囲気を感じてもらいたい」と実行委員の小川さん。同じく実行委員の幸池さんは「片肘はらずにゆるくやっているので、フラっと来て苦楽園の街を1日楽しんで帰ってほしい」と参加を呼び掛ける。

 イベント開始は16時30分から。参加するには「楽フェスPASS(500円)」が必要で「ラット★レース」またはライブ会場で販売する。詳細は同イベントフェイスブックページで確認できる。

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