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阪神西宮駅近くに子ども・若者の居場所 図書館と自習室備える

子ども・若者のためのフリースペース「たねとしずくライブラリー」にて代表・大和陽子さん(左)と館長・李恭子さん(右)

子ども・若者のためのフリースペース「たねとしずくライブラリー」にて代表・大和陽子さん(左)と館長・李恭子さん(右)

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 子ども・若者のためのフリースペース「たねとしずくライブラリー」(西宮市六湛寺町)が8月1日、阪神西宮駅近くにオープンした。

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 ひとり親・困窮家庭の子どもへの支援を行うNPO法人「たねとしずく」が、図書館と自習室を備える「居場所」として運営する。1階はキッチンと本箱が並ぶライブラリー、2階は自習ができる静かな空間を備える。大学生ボランティアが中心となって活動することで、年齢の近い中高生らと「斜めの関係を作っていく」という。

 代表の大和陽子さんは「家事サポートで自宅を訪問する中で、ひとり親・困窮世帯の中には本がない家があることに気がついた。本によって得られる経験がある。本に触れる機会を確保して、体験格差を減らしたいと思った」と、ライブラリーを設けた経緯を話す。

 李恭子館長は「ここでは何をして過ごしてもいい。本を読んでいても、しゃべっていてもいい。勉強しても、しなくても、友達といてもいいし、一人でいてもいい。誰のことも気にしないで、自分らしく過ごしてほしい」と思いを込める。「まずは一人でも多くの方に、この居場所を知ってほしい」とも。

 1箱本棚サポーターも募集しており、月3,000円以上(1年継続、計3万6,000円以上)の寄付で参加できる仕組み。自分の本棚を持ち、選書した本を子どもたちに読んでもらうことができる。本棚サポーター限定のイベントに参加でき、本を借りた子ども・若者からの感想を受け取ることができるという。

 「子どもたちへの支援を安定継続するためにも、ぜひサポーターとして応援いただきたい」と呼びかける。

 開館日は水曜・木曜・金曜。10時~15時は0歳からの親子連れも利用可能、15時~17時は小学生以上、17時~20時までは中学生以上の利用とする。利用無料。予約不要(要登録)。

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