西宮に本社を置く古野電気(西宮市芦原町)の「FURUNO公式アンバサダー」に、メディアや絵本などを通じて魚の魅力や海の大切さを発信している「さかなのおにいさん かわちゃん」こと川田一輝さんが就任した。同社が7月31日、発表した。
同社は1948(昭和23)年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功して以来、さまざまな航海機器や通信機器を開発。大型商船や漁船、プレジャーボートなどの「安全で効率的な運航」を支えるほか、医療や情報通信分野へも事業を展開している。
川田さんは「子どもがさかなを好きになれば海はきれいになる」をテーマに、全国各地のイベントや小学校などで魚や海の魅力を伝えている。こうした活動が、同社が進める啓発・技術の両面から、海を好きになってもらい守っていく「FURUNO海を未来にプロジェクト」との親和性が高かったため、公式アンバサダー起用を決めた。
川田さんは今後、同社が行う海や魚に関するトークショーやワークショップなどに参加する。8月は、小学生を対象に「おさかなサマースクール」を開講。自由研究として好きな魚などを集めた「自分だけの図鑑」を作り、発表する。
川田さんは「母校がある西宮で古野さんと、こうしてご一緒できて大変うれしく縁を感じている。古野さんと一緒に『未来の海を守る』ための手伝いをさせていただく」などとコメント。8月1日には、同社を訪れ、古野幸男社長にあいさつした。